生命力。
昨日、調査ダイブで潜ったエリアのサンゴ。
無秩序にぐんぐん育っている光景になんだかとても強い生命力を感じた。
違う種のサンゴ同士が重なり合うようにして縄張り争いをし、
サンゴ同士がせめぎ合ってるような箇所も多くみられた。
また、波の衝撃でなぎ倒されたであろう枝サンゴ群の上に 違う種のサンゴが覆い被さるように伸びていたり、
近くの砂地から舞った白い砂がサンゴの上に被さりその部分の変色が進みつつも
ワタシタチの身長をゆうに超すほどの直径に育っているミドリイシサンゴがそこら中にボコボコあったり。
さまざまな理由でダメージを受け、そして縄張り争いをし、
そしてまたそこから力強い再生を繰り返しているサンゴ。
そんな野性的なサンゴ群が広がっていた。
昔々からサンゴはどんなダメージにも負けない本来の強い生命力で、これまで生き延びてきたのだろう。
去年から白化や様々な要因で死滅に向かっている多くのサンゴ達を目にしてやるせなかったけれど・・・・
ダメージからサンゴ達を人間が守る・・というより、
本来の彼らが持ち合わせている力強い再生力生命力をちゃんと発揮できる環境を、
これ以上もう人間が壊さない・・ということがまず一番の基本なんだ・・・と改めて感じた。。
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