2008年06月10日

生命力。

生命力。
昨日、調査ダイブで潜ったエリアのサンゴ。

無秩序にぐんぐん育っている光景になんだかとても強い生命力を感じた。

違う種のサンゴ同士が重なり合うようにして縄張り争いをし、
サンゴ同士がせめぎ合ってるような箇所も多くみられた。
また、波の衝撃でなぎ倒されたであろう枝サンゴ群の上に 違う種のサンゴが覆い被さるように伸びていたり、
近くの砂地から舞った白い砂がサンゴの上に被さりその部分の変色が進みつつも
ワタシタチの身長をゆうに超すほどの直径に育っているミドリイシサンゴがそこら中にボコボコあったり。

さまざまな理由でダメージを受け、そして縄張り争いをし、
そしてまたそこから力強い再生を繰り返しているサンゴ。
そんな野性的なサンゴ群が広がっていた。
昔々からサンゴはどんなダメージにも負けない本来の強い生命力で、これまで生き延びてきたのだろう。

去年から白化や様々な要因で死滅に向かっている多くのサンゴ達を目にしてやるせなかったけれど・・・・
ダメージからサンゴ達を人間が守る・・というより、
本来の彼らが持ち合わせている力強い再生力生命力をちゃんと発揮できる環境を、
これ以上もう人間が壊さない・・ということがまず一番の基本なんだ・・・と改めて感じた。。



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Posted by chiho at 12:21│Comments(2)
この記事へのコメント
こんにちわちほさん。
NEWポイントの日記を見ていて、
私もさんごの森に行きたい!!!って思いました。
ナウシカに出てくる森みたいにいろんな種がせめぎあっている感じがしますね。私たちが、水の汚染や温暖化で彼らの環境に影響を与えることはとても申し訳ないことで、自分たちの生活を改めないとって思うけど。
でも、彼らも変化する環境の中で生きてるんですよね。
海の中にいると、普段上から目線でみている魚たちや海の生物が地球上の生物の1種で、私たちと対等な生き物なんだってことを再認識させてもらいます。
魚を食べて生きている人間は食物連鎖では魚より上かもしれないけど、彼らの住む水中では私たちは生きられない。
海の中では人間なんて無力な生き物なんだって、謙虚な気持ちをもたないといけないって思わされます。Kaeさんが海にありがとうって言わないとって話をしてくれたことがあったけど、ほんと私ももっと謙虚にならないとですねっ。
Posted by mina at 2008年06月10日 17:43
minaちゃん。

コメントどうもありがとう。

サンゴが生命力豊かに生きられる環境と言うのは、
結局・・、
全ての水陸の生き物も同じように豊かに生きられる環境なんだと思います。人間も含めてね。

自然や地球は、全てがつながっているから、
人間の目に見えてる一つのことだけ集中的に大事にしてみても、
結局、またどこかでひずみが出てくるんだろうなぁ。


いい意味でも悪い意味でも、
自然は人間に都合良くコントロール出来るものではないんだろうな。
地球に優しく・・なんて言い方しちゃうけど、ホントはなんだかちょっと違うような気もする。

例えば、シロクマがかわいそうだから、とか
美しいサンゴを守るために奔走する という視点より、
もっともっと大きなスケールで、そして同じ目線で
物事をとらえていかなくてはなぁー・・とホントそう思います。。
Posted by ちほ@ばなな at 2008年06月11日 11:48
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