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Posted by TI-DA at

2008年04月22日

大切なもの。



 
 ずっと以前に招待券をもらっていた映画が、この島でも遅れて公開されたので行ってみた。
正直、大して興味をそそられる題名ではなかったけど、買い物ついでにふらりと・・。
しかし思いがけずそれは、ワタシが漠然と感じていたことについて、
強く関連するメッセージ性を感じさせられる映画だった。

今、ココに生かされているワタシの思考も、感情も、魂も、言動も、肉体も・・・・全て"ワタシのもの"。
そしてワタシ以外の人達の「それら」 も、ワタシ以外のその人達のもの。

自らの内側の深い奥底から湧いてきているもの、
そして外側からやってきた感動や刺激や情報などが
一緒に自分の中で融合されたり熟したり消化されたり取捨選択を繰り返したりしながら、
自分の責任において大切に育てているもの。
それは、誰も冒すことができない自分の"大切なもの"であっていい。

違う個である限り存在する、自分と自分以外の人の間にある"大切なもの"の違い。
その違いにジャッジは必要ない。ただ相手を尊重し受容すればいい。
それを一方的に主張したり、ジャッジしたり、コントロールしようとするその思想は、
人間のエゴとしていずれ争いや支配につながっていく・・。

そんなことを改めて漠然と想っていたタイミングに見た映画。
まさに、他人の"大切なもの"までを支配したい人間の愚かさを描いてある。。

現世において、それぞれに違う個をもたされていることの意味・・。
たとえ途上であっても、そのプロセスを含めてそれが今の自分であることを許し、
そんな自分に自分で責任をもっていればいい。
それはそんなに簡単な事ではないけれど、
"大切なもの"を自身で育てようとしている姿勢そのものに誇りを持つことで、
自分とはまた違う途上の人をも、同じように許し尊重していけると思う。

  


Posted by chiho at 20:48Comments(0)BOOKS&MOVIES

2007年08月09日

「許し」。



  台風6号が去り、また突然7号が島にやってきて海は大しけ。

幸い、ご予約頂いてたゲストさんは台風が近づく前に沖縄本島へ予定を変更され、
沖縄本島でのダイビングを無事楽しまれたとのこと。
私たちもホッ・・としています。
そして今日は、もともとお休みにしてた日です。

連チャン台風の到来で少し時間に余裕が出来たワタシタチは、
久しぶりに映画を見に出かけました。

普通は、絶対に見に行かないジャンルの映画。
アクションモノというかCGものと言うか。
先日、ある方からこの映画には、「許し」がテーマになっていると聞き、
島で公開されたら見に行こうっ、と想っていた矢先の公開でした。
「許し」。
ワタシにとって、とても気になる意味深いテーマです。

当然、普段見に行かないジャンルなので、この作品の1も2も見ていません。
 今回の新作は、その続編の3つめです。
アクションだとか、CGだとか、ストーリーとともにそういう楽しみ方を期待する映画で、
その部分でも楽しむことは十分できましたが、
この映画の中の深い深いテーマに、ワタシは涙が止まりませんでした。

人間誰もが持っている心のもろさ弱さ、
そして、
自分や相手に、それを認め許す心。

派手で痛快なアクション映画だけど、
「許し」について、静かにとても深く考えさせられる映画でした。
  

Posted by chiho at 16:28Comments(0)BOOKS&MOVIES

2007年05月10日

映画「恋しくて」



石垣島でロケをしていた映画「恋しくて」の上映会がG.W期間中
市民会館大ホールで開催されていた。
怒濤の忙しさも一段落の最終日。なんとかシゴトをやりくりして最終上映会に行ってきた。
監督との出演者舞台挨拶が、地元新川青年会の方々というのも、超ローカル(笑)。

去年8月の暑い中、島のアチコチで映画のロケが行われていた。
BIGINをモデルにした映画の撮影だった。八重山毎日新聞にはエキストラ募集の文字が躍り、
ダイビング協会からも、エキストラ要請が来たりしていた。
オーディションで選ばれた主人公役は、当時八重山高校の現役の学生。

自宅すぐ近くの 海の見える荒引橋は、
主人公たちのストーリーの要所で使われ、時には通行止めになった。。
9月に大型台風13号がきて島の風景はだいぶ変わったけど、
8月のロケ当時の映像には、台風前の風景が懐かしく残っていた・・・。

現在、開発問題に揺れる石垣島。この素朴な映画を見ていると 
もうすぐ来る夏がまた恋しくなり、
そしてまた、自分たちがこの島に暮らし始めた頃をも想い出した。
まだ沖縄ブームというコトバもなかった頃、
暮らし始めて改めて感じた 石垣島の「キュンとなるくらい大好きなエッセンス」。
都会にはもうない、懐かしさ漂う 島の人たちと風景の素朴さ。
そして、誰もが持っているだろう青春時代の、忘れかけた熱い日々とその想い。

特にストーリーも俳優も 優秀ではないんだろうけど、
そんなものを思い起こさせてくれるこの石垣島が好きな人にとっては、
それが何とも言えない魅力の映画だと思う。

島の人もタクサン出演し、映画で出てくる場面場面は毎日目にしている日常の風景・・
というのがなんだか、ワタシにとっては何とも不思議な感覚でした。

ぜひ、興味のある方はご覧になってみて下さい。
「恋しくて」オフィシャルサイト
  

Posted by chiho at 11:33Comments(2)BOOKS&MOVIES

2007年04月02日

沖縄スタイル。



 今、書店に並んでいる「沖縄スタイル18号」に、
島友達のハッチ&くみさんが掲載されてまーす。ぜひ見てみて下さーい。

誰もがうらやむ石垣島ライフスタイルそのものの現在のおふたり〜。
そんな島の生活はまるで天国の様だけど、
でも、島に暮らせばみんなHAPPY♪という単純なものではない・・。
どこに暮らしても、幸せはハード(環境)ではなくその人のソフト(心)が一番重要なんだと思う。

くみさんとは、もう数年前からのオツキアイだけど、
くみさんを見てきて、そんなことをリアルにいつも感じていた。
大好きな友達であり、よき相談者であり、自分磨きの先輩。

どんなことがあってもあきらめず、ポジティブな方向に向かう努力を怠らず、
妬まず、人の幸せを心から願える人には、ちゃぁんとその幸せが還ってくるんだと思う。
  

Posted by chiho at 21:27Comments(5)BOOKS&MOVIES

2007年03月13日

載ってます。




 マリンダイビング誌4月号に、ばなな会の写真が載ってます。
去年は「大阪ばなな会」の写真を載せてもらったので、
今年は、12月の「東京ばなな会」の写真です。。

参加された方は、書店でチェックしてみて下さいね〜。
  

Posted by chiho at 11:52Comments(0)BOOKS&MOVIES

2007年02月12日

不都合な真実。




 今年は、どこの地方も暖冬だと聞く。
この島も例年の冷え込みや天候不順が極端に少なく、
気温も気持ち悪いくらい高くて初夏のような日が多い。

なによりも顕著なのは、今年は水温が異常に高いコト。
例年の2月の水温は最寒の20〜21℃になる頃なのに、
今年は23〜24℃のまま春を迎えそう・・。
このまま夏がきて上昇を始めることを思うと、
生態系にも影響があるだろうし、サンゴもまた白化しはじめるだろう。
もっと怖いのは、高い海水温で育った大型の台風が
今年はタクサン襲来するのではないかという予感・・・・。

先日、大阪でコレをみて、ぜひタクサンの人に見て欲しいと思っていた。
この島では、リゾート開発などでの自然破壊が問題になっているけど、
もっと地球レベルでの現実。

今、この地球がどういう状態であるのかという真実を、
全ての人が正確に知る必要があると思う。
消費をあおり経済至上主義に魂を奪われている人にはまさに不都合な真実・・・。

人はこの地球に住んでる以上、今の現状を把握し、
欲望を満たす前にそれぞれがモラルをもってコレカラを選択し、
地球の未来を真剣に考えるタイミングだと感じます。

やっている映画館は少ないけど、行ける人はぜひ観て考えてみて下さいね。

「不都合な真実」公式サイト http://www.futsugou.jp/
  


Posted by chiho at 12:39Comments(4)BOOKS&MOVIES

2006年08月12日

久しぶりの映画。

 

 世界を舞台に活躍する俳優さんの映画と言うことで、いつもは見ないジャンルの邦画をみてきた。夫婦の愛と絆がテーマのいい映画でした。
この映画が投げかけるテーマをリアルに感じるには、少しばかりまだ年代が違う。
・・・が、すでにココロに響くものがあったと言うことに、ワタシタチもそろそろ人生の後半戦にさしかかっているのを感じたのでした。

若い頃は、若さ(エネルギー)と自由と可能性が「永遠に」続くものだと信じていた。まぢ本気で(笑)。
でも最近になってやっと、その先には誰にでもいつしか終わりがあることがうっすらと見えてきた。
少なくとも、嫌でも肉体は老化していく・・・。
限られたその先を、誰と、どこで、どんな時間を過ごし、何を想い、どんな風に生きていくのか・・・。

それは、若さと引き替えに与えられた、新たな大人のテーマなのかもしれないなー。
  

Posted by chiho at 20:57Comments(2)BOOKS&MOVIES

2006年08月04日

飛ぶか、飛ばないか??



 毎シーズンながら夏の間は、大好きな読書の時間が全く取れない・・・。
この本は、今年のオフの時、飛行機の移動時間を使って読んだ本。。
内舘牧子さん著だけど、小説ではなくこれはノンフィクションです。

ある人の定義でいえば、「本職」とはあるシゴトをしていて
「はずかしくない」
「費やす能力と時間を無駄だと思わない」
「金にならなくてもやる」
と言う気持なら、その人にとって「本職」なんだそう。

この本は、夢に向かって「飛んだ人」と「飛ばなかった人」の何人かのリポートで話は進められている。。

「夢という爆弾」を爆発させて死ぬ人と、爆発させることなく「夢の不発弾」を抱えたまま死ぬ人。
人生を終える時、人はそれぞれ何を思うのだろうか。本当に充実した人生とは、一体どんなものなのか。(中略)何とか人生を変えたい、と思い悩むすべての人にー。(表紙裏のとがき)

読みながら、
まだ移住ブームというコトバもなかった当時、大阪での会社員生活もマンションもすべて手放し、
全くの無職無肩書きのリセット状態でこの石垣島に引っ越してきたワタシらは、
本職を探すというより「生き方」を探す為に、ある意味、飛んだなーと・・。

当時はダイビングのお店を持つという「本職」を得るなんて、これっぽっちも考えもしなかった。
そして、今はそれでもまだ新たな可能性を探し続けたい・・・と思っている。

 いくつになっても、自分の「本職」や「生き方」を探すのに、タイムリミットや限界や終わりなんてないと思う。
・・・自分の内側に枠さえ作らなければ・・・。
  

Posted by chiho at 18:59Comments(2)BOOKS&MOVIES